2011年度 第89回関西学生サッカーリーグ 第1節・関西大-大阪体育大のスタッフ・選手コメントです。
-Voice 関西大学・島岡健太監督
勝つには勝ったが、色々なものが映し出されたゲームだった。最後の(大体大の)FKになったシーンも、その前から切ることができたり、クリアやマイボールにできたのをFKにしてしまった。考えているのだろうが、準備や判断力を出てるメンバーだけじゃなく改善していかなくてはいけない。細かなところに様々なものが潜んでいるということを理解しなくてはいけないし、全体としてちょっと無関心。もうちょっときちっとやったらもっと違う景色が試合の中で見えるはず。相手はこうするだろうという人と人とのつながりを、お互いに探したり待ったりしている。相手在りきのサッカーだが、自分たちの状況をしっかりと理解してやっていきたい。
-Voice 関西大学・櫻内 渚(DF・ゲームキャプテン)
細かいミスが多く、シュートまで持っていけていないのが課題。去年からやってるメンバーかもしれないが、まだ分かり合えていないのでもっと普段からコミュニケーションをとっていかなくてはいけない。4回生は自分一人なので、下の学年も全員が引っ張ろうという気持にならないと難しい。下級生にはまだ無責任な選手もいるし、チームよりも自分という部分もあると思う。だけど、無失点に抑えられたことは大きい。初戦の難しい戦いで、我慢できたことは今度につながると思う。
(ジュビロ磐田への入団について)大学の4年間で得るものは大きいということはよく判ったし、進路を決めたら大学での戦いにも集中できる。周りからJに行く選手という目で見られることはプレッシャーではあるが、それを見返すプレーができたら自分としてももっと成長できるので、早い時期だけど入団を決めました。全日本の兵庫キャンプでは、U-22との試合があるので、ジュビロの山本や山崎とも対戦できる。まだジュビロに入団前だけど、そこでいいプレーができたら彼らにも認めてもらえると思う。大学サッカーもすごいんだなと思われるようないい試合をしたいです。
(写真は左がエースナンバー17を受け継ぐFW・奥田勇太、右が密かにロンドン五輪も狙ってます・櫻内渚)
-Voice 関西大学・奥田勇太(FW)
DFのギャップを狙えと監督には言われていたので、そこから飛び出してやろうと考えていた。前半はひっかかってオフサイドになるし、ファウルも取られるしで反省することのほうが多かったので、後半は思い切っていこうと思っていた。ナギさん(櫻内渚)が蹴った瞬間、目があったので飛び出して行った。ボールが少し強いかなと思ったけど、相手DFよりも前に出られたので決めることができました。勝ち点3に貢献できたのは嬉しいけど、個人的には1本しかシュートを打てていないのが悔しい。チャンスもあったので、もっとボールを大切にして起点になれるようにしたい。背番号17は嬉しいけど、偉大なゾノさん(金園英学)の番号というイメージが皆強いと思うので、17にふさわしいといわれるよう、認めてもらえるように頑張りたいです。
-Voice 大阪体育大学・坂本康博総監督
チャンスはうちの方が多かったが、動けなければ話にならない。関大はうちの選手と競り合うのを嫌がって、後半はへばっていたのではないか。関大の17(奥田勇太)は駆け引きが上手い。失点のところはケアをしたが抜けられてしまいしゃあなかった。うちの連中はみな、経験が少ない。練習では点を取れるが、こういうゲームで得点できなければFWとはいえない。収穫としては(山口)幸太があれだけ頑張れるというのがわかったことと、急造のバックラインがすごく頑張ってくれたこと。いろんなヤツにチャレンジさせたいし、上級生が責任感を持つのはいいが、もっと身体を投げたしてやれれば、チームとして変わってくれる。だが、今日の試合でいけるというのは感じてくれたと思う。
-Voice 大阪体育大学・廣岡太貴(MF・主将)
勝ちに行くというより、守備から入ってその結果できるチャンスで得点を取ろうという狙いだった。でもそのチャンスで決められなかった。守備はある程度できたが、一瞬の隙でやられてしまった。そこは詰めないといけない部分だと思う。練習してきたことの半分くらいは今日の試合で出せたが、後半の最後の勝負どころでもっと自分たちのやっていることを出せるようにしないといけない。その勝負どころの部分でどれだけできるかが大事だと思います。