2010年度 第88回関西学生サッカーリーグ 第18節・関西学院大-関西国際大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
何よりも今日は元気がなかった。活気がないから動きの量も増えなかった。運動量が足りておらず、ゾーンが下がりすぎているのに、一人めのプレスが甘かったりしていた。相手が攻めてきたときにスペースを与えてしまい、向こうのいいところを引き出してしまった。前のスペースからスピードに乗られて、ファウルで止める。そこをクリアしてもミスをしてまた攻め込まれるという繰り返しだった。下がって守備をするにしても、一人めをきちんと行かせてスピードを出させないようにするという基本の前からのプレスをもう1度徹底したい。連戦でコンディションが良くなかったのは僕の責任だが、今日は勝ちきってくれた。この教訓を生かして次までの3日間取り組んでいきます。
-Voice 関西学院大学・熊木 翼(MF)
自分の持ち味は2列めで飛び出すことなので、(梶川)諒太がいいボールを出してくれたので、ゴールに向かっていけたのがPKに繋がった。あとは最後の大事な場面で4回生がPKを蹴るのを信じるだけだった。今日は攻撃に入るところでのミスが多く、FWを引き出す練習をしてきたのに距離が遠くで試合の中で引きだせなかったし、リズムが悪いと声も少なくてコミュニケーションが取れていなかった。そういうときに相手のウラをつくことや、連携でサイドバックからのボールを入れていくことを言っていく必要があった。強いところは、そのチームのサッカーが確立されているけど、関学は相手が違うことをするとぐらぐらしちゃうところがまだある。長いリーグの中ではベンチの力、チームとしての層の厚さが大事になるので、自分も他の選手が出場停止になって出番が来たし、途中から出た選手が勢いを持ってやれるようにコンディションを維持していきたいです。
-Voice 関西国際大学・草木克洋監督
このスコアは関学の執念やろね。PKになったのは、その前のプレーが怠慢だったから。経験不足といえばそうだし、恐れていたのは関学の粘り強さだった。7(梶川)から9(村井)へのホットラインと、11(桑原)が出てきたらリズムが変わることに注意しようと言っていて、結局そこでやられてしまった。こちらも決定的なチャンスがあったが、そこを決められないのは技術というより緊張してしまうからだし、まだまだ準備が出来ていない。しかし、途中から出た選手たちはみないい経験をして役割を果たしてくれた。春と比べて選手たちは成長しているのが大学サッカーのいいところで、人としての成長もあって、外見も逞しくなった。だけど悔しがる前にやらなあかんこともある。やられる前にやらないとやられてしまう。そこの闘争心が伝わってない。今日は前回よりも闘争心が見えたところもあるが、それだけじゃ1部には残れない。残り5試合で勝ち点15を取るつもりだったが、1試合めでつまづいた。それでも最後までやりとおす。われわれのスタイルでボールを動かすサッカーを貫く。
-Voice 関西国際大学・呉島竜希(MF)
決めるところで決められなかったのが響いてしまった。一人一人が自分のプレーをやろうと話し合ったし、サイドからの仕掛けの部分を意識していた。でもゴール前での執念がまだ足りなかった。とにかく失点をなくして、守備からやっていくことで勝ち点につなげようと考えていた。次は出場停止で出れんヤツもいるので、その分も全員の気持ちを一つにして頑張って戦いたいです。