2013年度 第42回関西学生サッカー選手権大会 決勝戦・大阪体育大-関西大のスタッフ・選手コメントです。
-Voice 大阪体育大学・坂本康博総監督
点を取っていれば乗れるゲームにできた。チャンスはあったが甘かった。たらればは言いたくないが、紙一重の試合だった。GKの佐藤は上背がないことが不安だったが、23(寺岡)にニアに入ってこられてやられてしまった。28(布施)、32(石井)の位置まで中盤が入っていけず、遅れてしまってツートップが孤立した。(山本)大稀もマークされて苛々していた。そこでもう少し簡単に出来れば良かったが、大稀のところで展開できずに破くことが出来なかった。
6月のリーグ戦は4回生が教育実習で抜ける。1回生で使いたい選手もいるので、4回生がいない間やり方も少し変えるつもり。下の学年がここで伸びることを期待している。
-Voice 関西大学・島岡健太監督
今シーズン、前半でチームが機能したことがないので、今日はその部分をテーマにして試合に入った。今季一番の前半だったし、そのためのメンバーを揃えた。ポジションだけでなく、人と人との関係性を感じあえる選手を選んだ。石井は毎日の練習の中で何かを得よう、吸収しようと謙虚な姿勢で探している。言われた事だけではない部分を出せる選手。重圧もあるポジションだが、迷いなく今日のゲームに送り出した。今までセットプレーに迫力が欠けていたので、そういう空気感を作ろうとしたことが今日は得点につながった。その部分がチームとして機能したことのひとつの理由でもあったと思う。今シーズン、苦しんでいたのはボールに向かっていく部分。今日やれたことを忘れず、反省もしつつ、リーグ戦につなげていきたい。リーグ再開のゲームは関関戦となる。自分たちの立ち位置を謙虚に受け入れて、1週間しっかりと準備したい。
-Voice 関西大学・都竹俊優(MF)
監督からはいつもどおりDFラインの角をとってウラに仕掛けろという指示だった。自分が入ることでリズムをこっちに戻そうというのがあった。得点は取れたが、個人的には上手くやれなかった。サイドからのクロスばかりになっていたけど、仕掛けて崩す動きを出すようにしたかった。得点以外はダメでした。でも大学の公式戦では初得点なので、取れたことはうれしいです。自分としてはゴールもだけど、リズムをつかむという仕事をしたい。その結果として得点になればいいと思う。最初は途中出場というのに慣れなかったけど、相手が疲れている時間帯なので、自分のいい部分を出せて有利にプレーできるので、面白さも分かってきた。まだまだ簡単なミスが多いし、体力的に持たないのが課題です。試合を決定づけられる選手になれるよう、頑張ります。
-Voice 関西大学・布施周士(MF)
FWとの距離、(和田)篤紀くんとの距離を気をつけてプレーした。FWがどんどん前に出ていってくれたのでやりやすかった。体大の2トップは強いけど、テラ(寺岡)くん、(小椋)剛くんがしっかりついていてくれたので、そこで競り合ったこぼれ球を僕ら中盤で拾えるように意識した。そういったちょっとした気遣いや切り替えがしっかりできたので、前半は上手くいった。後半は足も止まって悪い時間もあったが、集中して失点1で防げた。関大はパスサッカーで、篤紀くんが受けて出したところに動いてハードワークしていく部分、スルーパスの部分を期待されて使ってもらえてると思う。そこは自分の得意なところなので、もっと試合の中で出して行けるようにしたい。それにプラスして得点に絡んでいけるような選手になりたい。
関関戦は熱い試合になると聞いています。今日みたいに集中してプレーしてやれたら勝てると思います。