2010年度 第88回関西学生サッカーリーグ 第21節・びわこ成蹊スポーツ大-甲南大の監督・選手コメントです。
-Voice びわこ成蹊スポーツ大学・松田 保総監督
勝ち点3を取れて、最低限のことはできた。甲南にとっては消化試合だったから、もっと得点を取らないといけなかったし、歯がゆい試合になってしまった。無失点でいこうと言うのがあって、リードしてから受身になっていた。GKを含めて、無失点で抑えたことは成果だが、相手のシュートミスにも助けられた。入れ替え戦とは関係なく、最後はいいゲームで飾らないといけない。関学は相手にとって不足はない。消極的なことはせず、リーグを有終の美で飾りたい。関関同立に負けたくないというハングリー精神がうちにはあるし、関学の魂に負けない戦いをする。
-Voice びわこ成蹊スポーツ大学・内野貴志(DF・ゲームキャプテン)
前の試合を見ながらアップしていたが、よその結果よりも自分らが集中することが大事と試合に入った。いつもよりは前半、ゲームを支配できていたが、いつも後半が悪いのでしっかりやろうと話していたのに上手くいかなかった。もっと点を取れたし、勝負どころで詰めが甘く、失点しそうなところもあった。勝ちに行こうということで、守備からと意識して積極性に欠けていた。セットプレーで甲南のニアのマークが甘いのはビデオで分析していたので、ニアを狙ったとおりに上手く得点できました。
次の関学戦は切り替えが勝負になるし、これまでやってきたことは変えない。もっと相手の嫌なところをつくのがびわこらしいサッカーだけど、今年はなかなかそれが出来ずに苦しんだ。でも規律という部分でもうまくいくようになり、はまったときは強い。勝って、来週で大学サッカーを終われるようにしたいです。
-Voice 甲南大学・潮田晴司監督
うちがやらなあかんことを相手にセットプレーでやられてしまった。相手を怖がらすような選手がおらず、最後のフィニッシュの部分で詰めが甘かった。惜しいところまでは行くけれど、決めきれない。取られてからいい攻撃ができるようになったが、最初からやれていたらというところもある。降格が決まっているから、逆に思い切ってやれるところもある。自分たちの力を100%発揮して試合をすることが大事。1部の経験が選手たちになく、リーグが始まる前は練習してきたいい部分を出そうと言っていたが、いざ試合となるとレベルの差を感じたのか、臆してしまったところもあった。後期は相手によって戦い方を考える必要もあった。学生の力もまだ足りず、選手も身をもって知ったと思う。1部を経験した選手がいるうちにまたこのステージに戻ってこられるようにしたい。
-Voice 甲南大学・立川雄大(MF・主将)
相手はヘディングが強いのはわかっていたので、セットプレーはなんとか凌ごうと思っていたが、2点とも同じ形でやられてしまい、修正できずに悔しい。自分たちもゴールに近い位置でFKを取れれば、セットプレーに自信もあったが、なかなか難しかった。ケガで4回生が抜けて、フレッシュなメンバーが多く、ボランチのところで落ち着かせられたら良かったけれど、僕も出場停止もあったりして久々だったので、慣れるまでに時間がかかってしまった。来年に繋がるというモットーで、やろうとしていることをビビらずにやろう、ビルドアップやサイドからの仕掛けという部分で前向きな部分は出せたかなと思います。2部とは違うスピードに苦戦したまま、改善できずにここまで来てしまった。だけど、いろんなメンバーが試合にでて経験値を上げられたことはプラスだと思う。最終節は来期に繋がるような結果を出したいです。