2015年度 第93回関西学生サッカーリーグ 第10節・阪南大-関西学院大の監督・選手コメントです。
-Voice 阪南大学・松下佳貴(MF・主将)
早い展開の試合だったので、得点して落ち着かせられたことは良かったのだが、そこで推進力もなくなってしまい、関学に付け込む隙を与えてしまった。ゲームスピードを落ち着かせてゆっくりと進めようとしたときに、相手の上手さを引き出してしまう状況を作ってしまった。3点リードして、多少受けてしまったところもあり、大きなボールで簡単に逃げてしまい、ゆとりもなかった。ピッチの中で「気持ちを見せろ」とみんな声を出してはいたが、身体は動けていなかった。そこで日頃の取り組みのぬるさが出てしまった。
最後まで耐えきる、自分たちのゲームを90分やりきるというのが優勝のために一番大切。勝ち点差は3なので、最終節で逆転優勝できるように、引き締めていきます。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
0-3にされるまでは、ワンプレーにかける思いが軽く、3点差をつけられてようやく迫力と気持ちのあるプレーが出来るようになった。前半、0-0で戻ってきてしまい、今年リーグ戦では負けていないのもあって、失点しても締まりがなかった。3点取られてやっと火がついた。今日の試合で、阪南にボコボコにしてもらって良かった。このまま行っていたら、チームとして危なかった。
阪南とやる時はいつもどっちがセカンドボールを取れるか、切り替えの瞬間で前に行けるかというピンチとチャンスが紙一重のところを制することが出来るかという試合になる。阪南はさすがに質が高く、目を覚まさせてもらった。0-3から追いつけたといういいところもあったので、今日の反省をしっかりと体大戦の入りに生かせるようにやっていきます。
-Voice 関西学院大学・井筒陸也(DF・主将)
3点取れて良かったけれど、今日の試合は反省しかない。気持ちと戦術をもう一度考えないといけない。去年、リーグ再開後に苦しんだので、どうすればそうならないかを考えてやって来たのに、まだまだ甘いところが出てしまった。インカレに出場できるとかは関係なく、リーグ優勝を獲るためにしっかりとやらないといけない。天皇杯や総理大臣杯とは違い、リーグ戦は手の内が知られているので違った難しさがある。だけどそれだけが原因ではなく、精度やプレーのこだわりも足りず、ミスも多かった。もっと自分たちのレベルを上げていかなくてはいけない。
1位という順位や日本一になったということで、気持ちの面で悪影響があるとしたら、優勝したことを自分たちで貶めてしまう。そうではなく、いいモチベーションに変えられるようにしていきます。