2011年度 第89回関西学生サッカーリーグ 第22節・同志社大-近畿大の監督コメントです。
-Voice 同志社大学・望月慎之監督
0-2から追いついた関学戦から、一体感が出てきた。練習でも4回生が声を出して鼓舞して引っ張ってくれているのに、下の学年も反応している。早坂をボランチで使っているときに比べたらまだまだだが、宮本と矢野が二人で頑張って近づこうという気持ちでやってくれている。宮本が散らして大きな展開をできるようなところも出せるようになってきているので、それを確実にプレースタイルにできれば、成長につながると思う。近大はラストパスの精度がずれていたので、前半は怖いところはそんなに多くなかったが、0-0で攻めに行くのか、それとも次の試合の結果に賭けるのかという中で得点してくれた。いい時間に取れたことで、あせらず対応できた。1年間通して、あきらめずに戦い抜くことにプラスして90分間パフォーマンスを出し切ることができるようになった。全国でもそういうところを出したい。ここ2年、総理大臣杯は出ているけれど全国大会で勝てていない。まずは1勝することを目指して頑張ります。
(念願のインカレ出場を決めて、望月監督も胴上げされていました)
-Voice 近畿大学・松井清隆監督
学生らしく手を抜かずに頑張るという面では良くやった。しかし個人のサッカーのレベルをもっと上げないと厳しい。頑張るだけではまだまだだと思う。相手のサッカーに耐えて、セットで1-0で勝つといううちのパターンが今日は逆になってしまった。同志社はキッカーがいなかったが、ここ何試合か同じパターンで早坂が取っているのをわかっていてやられている。今年はCK、FKでの失点が多く、集中力が足りていなかった。来年は止めて蹴れる選手が入学してくる。ビルドアップしつつ、ハードワークできるようなチームを作っていきたい。チームとしてのベースをあげたい。3位に入ったらもう一度トレーニングできる(注:取材時は関大-桃山の試合前)。悔しさをもってインカレまで取り組んでいける。