2012年度 第41回関西学生サッカー選手権大会 決勝戦・関西大-大阪体育大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西大学・島岡健太監督
相手の抑えるべき選手はわかっているのにやられている甘さがある。同点とされたプレーも、FKを取られるまでのポジショニングが甘かった。一人一人もチームとしてもそこが課題。先制されたが時間はあったし、安藤が入ったら流れが傾くという確信があった。今日はリーグとはCBの顔ぶれも違ったが、チーム力としてお互いを高めあうためにぶつかり合ってよりよくなってきている。総理大臣杯に出るのは久しぶりなので、自分らの財産にしてくれたらと思う。浮かれずに、今チームがどういう状況なのかを考えて、身を引き締めないといけない。4年間ただサッカーをしていただけとならないよう、意味のあるものにしていくために何をするべきかを考えていって欲しい。
-Voice 関西大学・稲森 睦(主将・MF)
練習でやっていることを、一戦一戦試合で実践しようとした積み重ねが、結果につながった。優勝で終われたことは最高です。前半は、緊張もあって堅さも見られた。後半は絶対に流れが変わるし、チャンスがある。決めたらペースを取れると思っていた。上手く逆転できたけど、ファウルから失点するという最悪のシチュエーションで延長になったが、負ける気はしなかった。体大は後半、守備に追われていたし、延長ではこっちの方が余裕があった。内容には納得していないし、この大会もリーグ戦も簡単に勝てた試合はない。一試合ごとに反省を修正して、次にむけてトレーニングすることが強くなる道筋だと思う。
-Voice 関西大学・安藤大介(FW)
自分が入るときは結果が求められているので、貪欲に狙うことを意識してピッチに出るようにしている。PKは止められてしまったが、チャンスは必ず来る。そこで次のチャンスに決められたのが良かったです。決勝のアシストは、中にいる(奥田)勇太は数的不利だったが、ピンポイントでクロスを上げることができたので、うまく合わせてくれて、イメージどおりでした。スタートから90分やることがサッカー選手として重要という気持ちもある。だけど僕が出る時間帯は、味方が相手をバテさせてくれるので、積極的にしかけてチャンスを作れている。持ち味を発揮すればいいのでやりやすい。インカレ優勝を経験している僕らが引っ張って、自分らの力で日本一を取りたいです。
-Voice 関西大学・奥田勇太(FW)
得点は、(安藤)大介くんがいいボールを上げてくれたので、触っただけです。みんなが繋いでくれたから、最後決めることができた。リーグでも3点しか取っていないし、選手権でも決められていないので、苦しくて考え込んだりもしていた。決勝点を取って良かったで終わらんように、どの試合でも決められる選手になるために、考えてプレーしないといけない。僕はそんなに上手い選手じゃないし、もっと練習していいパスを引き出せるようにやっていきたい。優勝は全員でつかんだという気持ちが強いし、もっとチームになって関大らしさを出して、全国でも戦いたいです。