【関西】’10リーグ1-2部入れ替え戦/大院大-京園大 スタッフ・選手コメント

2010年度 第88回関西学生サッカーリーグ 1-2部入れ替え戦・大阪学院大-京都学園大のスタッフ・選手コメントです。

-Voice 大阪学院大学・藤原義三監督
 みんなガチガチだった。前半は何もやれなかった。落ち着いてできるところでできていない。京都学園は45(上園)の頭と、21(村上)がウラに走ってくるのを警戒していた。そこだけだったのに、何でやろうなあ。チャンスはあったが、相手もよく身体を張っていたのでこじ開けられなかった。何もかも、一から考えてやって行かなくてはならない。

-Voice 京都学園大学・西 政治コーチ
 3年前は下の入れ替え戦(2-3部入れ替え戦)に出ていたのに、選手がよくここまで頑張ってくれた。大院大をスカウティングしていて、ウラのスペースを消して前向きにプレーすること、同じ方向を向いて全員がプレーしようとはっきりさせた。5(尾泉)と10(四ヶ浦)のマークをしっかりすること、あとは5はFKがいいので、不用意なファウルをしないようにグループでDFをしようと指示をした。リードしたら守りに入るのではないかと怖かったので、前半は0-0でいいと考えていた。ハーフタイムは後半0-0の気持ちで行こう、守りに入ったら負けると話をした。最初は相手も繋いでくるが、だんだんと長いボールを入れて来るようになり、セカンドを全員で前に持っていって数少ないチャンスを決めてくれた。2部の試合でも最後2戦に上位に当たっていたし、(2部順位決定戦の)京産戦もあって劣勢の試合には慣れていて、冷静にプレーしてくれた。
 今年の4回生が入学したときから強化指定クラブとなり、僕もそのときにコーチとなって、指導経験も少ない中、一緒に頑張ってきた4回生が同期生です。自分の経験したものを伝えながら、選手が思いを持てるかを言い続けてきた。今日みたいに全員が同じ方向を向きながらやることができれば、1部でもいい試合ができるだろうが、ボールを奪った後のプレーなどでまだ課題も多いし、経験も足りない。我慢しながら経験を積んで、何とか1部に定着できるようなチームにしていきたい。

-Voice 京都学園大学・守永博貴(DF・主将)
 相手の方が力は上なので、引いてコンパクトにして奪った後はスムーズに攻撃しようと考えていた。相手にポゼッションさせて、繋がしてうばったところを速攻しようという狙いだった。チーム状態もすごくまとまっていたというわけではなかったが、ゲーム中は集中して11人が一つになっているのを実感できた。いつも以上にまとまりがあった。僕ら4回生としては、勝って締めくくりたかったので、昇格を決められて気持ちいいです。次のステップに繋がる結果を最後に出せました。
 僕らは強化指定クラブになった1期生で、西コーチも同期です。1年めは3部との入れ替え戦も経験したりしたけど、何とか4年計画で1部に昇格しようと意識してやってきた。他の大学に比べてまだ伝統もないし、少しずつ伝統を作っていって欲しい。キャプテンとしてやりたいことがなかなかできず、選手として精一杯のときもあった。チームに気を遣えていなかったが、下の学年がやろうとしてくれたことで、エネルギーをもらった。1部昇格という最高の形で、大学サッカーを終わることができて良かったです。

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