【関西】’15リーグ第1節/関学大-大産大 監督・選手コメント

2015年度 第93回関西学生サッカーリーグ 第1節・関西学院大-大阪産業大の監督・選手コメントです。

-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
 ちょっと前ならうまくやろうとして結果が出ないという状態になることがあったが、今日は自分たちのやり方が出来なくても勝つ方法がある。うまくいかない中でも我慢してしたたかに他のやり方で勝てた。粘り強く勝ちを拾えた。後半は相手が2トップになって前にプレーされる勢いを止められなかったので、こちらもシステムを変えて守備で数的優位を作れるようにした。相手が3バックにしたことで、空いたサイドを使えるようになり、攻撃も活性化された。やったことのないシステムやポジションチェンジでも、声を掛け合って臨機応変にやってくれたことはよかった。だが、簡単なミスが多かったし、点差の割に落ち着きのないゲームになってしまった。それでも勝てたので、初めて出た選手には自信になるだろう。

-Voice 関西学院大学・井筒陸也(DF・主将)
 シーズン前は不安もあったが、無失点で終われたことにホッとしてます。大産とはいつも難しい試合になる。不用意に失点したり、なかなかゴールが決まらなくても我慢してやろうと話していたけれど、早い時間に決めてくれたことで、いい流れでプレーできた。でも後半は相手がツートップにしてきたことに対応できていなかった。こちらもシステムを変更して対処できるようになったが、攻撃につなげるときに精度を欠いた。守備の選手は周りを見られていなかったし、攻撃の選手は準備が出来ていなかった。DFが下がらずにやれば大丈夫なので、そこを意識した。得点さえ取れれば、いい流れは来ると思っていたとおりに、追加点でいい流れを引き寄せることが出来ました。

-Voice 関西学院大学・呉屋大翔(FW)
 どのゴールもパスがよかったから取れた。全日本のスペイン遠征では自分のパフォーマンスも悪かったので、使ってもらえなかったことは受け入れているが、悔しかった。その気持ちを今日はぶつけて、どんな形でも
ゴールしたかった。
 大学選抜でチームを離れていたが、攻撃のメンバーは去年も一緒にやっているので、積み重ねてきたことに
自信があった。11人通してチーム全体として合わす機会がなかったので、苦しい時間帯でどう立て直すかという部分がなかなかうまくいかなかった。もうちょっと時間をかけてやっていけば、落ち着いて凌いでいけると思います。今日は失点0で勝てたので、自信にもなる。次の試合もしっかりと点を取って、自分の得点でチームを勝利に導けるよう頑張ります。

-Voice 大阪産業大学・原 美彦監督
 立ち上がり緊張してしまったところはあった。前半はファーストディフェンスで行けておらず、関学に自由に配球させていた。ハーフタイムには檄を飛ばして、自分たちの足元を見つめてゲームに臨もうと話し、後半は2トップにして相手のCBに強くプレッシャーを与えよういう狙いで、コンパクトに前でボールを奪うことができた。後半の立ち上がりの15分は何度もチャンスはあったが決めきれず、1点取れていたら逆転できる勢いはあったが、関学とはフィニッシャーの差が出てしまった。
 ボールを保持する時間を増やそうというテーマで取り組んでいるので、その部分を試合で出せたことはポジティブにとらえたい。だが、守備のアプローチと切り替え、質の部分をトレーニングで改善して行けたらと思う。薮内がケガから復帰したばかりなので今日は途中からだったが、故障中の中島も含めてボールをもって仕掛けられる選手が戻ってくれば、ゴールを狙うチャンスももっと増やせると思う。就任して2か月、手ごたえは感じているので、ここからしっかりと戦っていきたい。

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