【’12天皇杯】1回戦/SAGAWA-関学大 監督・選手コメント

第92回天皇杯全日本サッカー選手権 1回戦・SAGAWA SHIGA-関西学院大の監督・選手コメントです。

-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
 このスコアにならないやり方をできた。もっと最後までぎりぎりの勝負ができるファイトの仕方があった。今日はメンバーの中にキャプテンも副キャプテンもおらず、4回生が少ない。苦しい状態になった時に、もっと先頭に立ってみんなを鼓舞するようなやつがいない。主体性や自立した動き、臨機応変さというのが足りず、向こうにはその部分でプラスアルファをできる選手がいたので、そういうところで差が開いてしまった。上手くいかないときにどうするのか、いろいろあるのがサッカーなのだが、その時々に応じて対応する力が足りない。SAGAWAのようなチームには前から行っても回されるのだから、後ろに人数をかけて揃ってから仕掛けることで、0-0で折り返したかった。前半は相手に持たれた分、振り回されてしまった。大敗はしたが、チームとして良くなってきたところを整理してリーグ戦の準備をしたい。今日の経験をうまく行かせるようにしていく。

-Voice 関西学院大学・関 皓平(MF)
 失点を1点に抑えておけば、まだ可能性もあったが、3失点めは足が止まっていたし、甘さが出てしまった。取られて下を向いてしまう選手もいた。格上のチームが相手なのだから、もっと喰らいついていかなきゃいけないのに、諦めてしまうところがまだまだだと感じた。そういう時に自分が少しでも声をかけて、前の選手を動かしたり、励ますことを心掛けた。練習中は厳しくやることが大事だが、試合の中ではそういうところで声をかけることで、前の選手が自由にできる。4回生が少ないので、そこは意識していた。SAGAWAは前にでかい選手がいるのでゾーンを下げて守ろうとしたが、ほおりこまれて早いサポートから簡単に変えられてしまい、取りどころを限定できなかった。奪っても位置が低くて、カウンターを仕掛けるには距離があった。だけど惜しいところまで行ってはいたので、そこで決めきればまた違うゲーム運びになったと思う。この負けを引きずってはだめだし、切り替えてやらないといけない。失点の場面は突き詰めて、得点できるようにこだわらないとリーグでは結果が出せない。1戦1戦をトーナメントの気持ちで取り組んでいきたい。

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