2013年度 第91回関西学生サッカーリーグ 第1節・関西学院大-京都産業大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
昨年、インカレに出られないことが決まった時に、その時の4回生が中心になって、次のチームが少しでもいい順位でやれるようにと最後まで戦ってくれた。今年の4回生もその気持ちを引き継いで、前期からいい準備をしてスタートダッシュできるようにしようとやってきたことが良かった。今日はサイドに入る前に中盤で組み立ててくれたので、相手のDFが絞りきれずに行けなくなってから、パスをもらうことができた。だが、外からの攻撃の精度が低く、得点にはつながらなかった。先週の天皇杯予選では回そうとしてボールを奪われカウンターを喰らってしまい、おっかなびっくりな試合運びになって堅かった。この試合を迎えるにあたって、ボールを動かしている時のリスクマネジメントをしっかり考えてやれた。今日は切り替えも早く、集中していい守備ができていたので、攻撃の部分でクロスの質や中への入り方の部分をもっと向上させていきたい。
-Voice 関西学院大学・関 皓平(MF・ゲームキャプテン)
切り替えとハードワークという部分を全員がしっかりとやってくれた。練習から厳しくやってきたことが、今日の結果につながったと思う。天皇杯予選の甲南戦ではみな緊張もあったけど、今日はいい緊張感と雰囲気で、自分らのやってきたことを自信を持ってやれた。去年は簡単に失点してしまうところがあったが、しっかり耐えられるようになってきた。無失点にこだわって、前が競って後ろが跳ね返すという個人の役割をそれぞれがしっかりと果たせた。得点は泉が持った瞬間、自分が後ろから入って行って、いいボールを出してくれたので合わせるだけでした。5点めのセットプレーは練習通りにうまく決まりました。まだ決めきれていないところもあったし、クロスの質、ラストパスの質にこだわらないといけない。課題は一人一人見えていると思うので、満足せずに来週のゲームを迎えられるようにやっていきます。
-Voice 京都産業大学・古井裕之監督
前半の2点の取られ方の悪さが尾を引いた。DFラインからカットされて持っていかれていたが、そこで繋ぐのか蹴るのかという判断を上手くやれれば良かった。個の力は関学の方があるので、どれだけ辛抱してやれるかだということはわかっていた。先制されても我慢してやれていたが、次の1点が大きかった。京都選手権では立命館相手に上手く守備ではめることが出来、高い位置でボールが奪えた。しかし今日は13(呉屋)をマークしつつ、2列目3列目の動きをケアしなくてはならず、中盤が1つ落ちた形でDFをせざるを得なくなり、高い位置でボールが奪えずに行っては交わされていた。攻撃でもちぐはぐな部分が出てしまった。リーグ戦は長いのでいつも勝てるわけではない。今日、大敗したことをプラスに考えて、次の試合では自分たちのいい形が出せるように切り替えていく。