第36回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント １回戦・中京大－関西学院大の監督・選手コメントです。
－Voice 中京大学・朝倉吉彦監督
トーナメントの入り方としてよくなかった。雰囲気作りが伴わず、全国大会っていう感じではなかった。去年、デンソーチャレンジを堺でやっているので、こういう環境だということはわかっていたうえで雰囲気を作ろうと言っていたのに、この程度しかやれていない。そこをどうやって持って行くかは選手次第なのに、若いというか浅かった。オウンゴールもあったが、同じやつが得点を取れたので、そこで立ち直れて押し込めて、チャラにできた。若い分、自分らで局面を変えられず、交代や相手のミスでようやくどうにかなっている。これまでのリーグ戦でも同じメンバーで続けて戦ったことはないので、２回戦も一からメンバーを考える。選手たちもそれはわかっているだろうし、今日サブだったヤツがこの試合を見て、アピールしてくれればいい。
－Voice 関西学院大学・成山一郎監督
硬さが目立って、力を発揮できずに前半は過ぎてしまった。ひっくり返してその後の１０分は良かったが、ゲーム巧者ではないというか場馴れしていないというか、その後はまたなかなか上手く行かなかった。同じような形で失点し、修正する力がなかった。全国大会を経験できたことは大きいが、勝たないといけない試合だった。全国というのは通用しないレベルではないというのがわかっただろう。守備の面では４回生が逞しくやってくれたし、攻撃では浅香、小林、関が引っ張ってくれた。だがもっとこういう場で力を出せる選手が増えなくてはいけない。選手層を厚くしていく必要がある。上積みはできたことを生かさないと、この敗戦が報われない。次につながるようにオーラが出せるチームを天皇杯予選までに作っていく。
－Voice 関西学院大学・関 皓平（ＭＦ）
勝てる試合だったのに悔しい。前半のうちに追いつけて逆転できたのは良かったが、甘さが出てしまった。３点めを取られるまでは自分ららしいゲームができていた。そこで次の１点を取るかどうかが大事なのに、相手に取られてしまった。あっけない失点で、甘さがあった。チャンスは作っていても、いい試合でも得点しないとダメ。そこが足りないから、こういう舞台で勝てない。全国大会でもっと上に行って、より強い相手とやりたかった。練習から一つ一つのプレーにもっとこだわっていけば、それが当たり前になるので、しっかりやっていく。リーグも上位とそんなに差がないし、天皇杯予選もある。強い気持ちで練習して結果を出せるようにしたい。
