関西ステップアップリーグ・関西選抜Ａ－関西選抜Ｂの監督コメントです。
－Voice 関西選抜Ａ・成山一郎監督（関西学院大）
チームは違っても同じリーグでやっている仲間なので、４回生が抜けて最上級生として苦しい展開でも試合をやりながら耐えしのぎ、チャンスを逃さずに２得点するというあたりは、１・２回生よりも勝負強さがあった。前半は望月が中に入って来たり、脇が下に降りてきて受けたりする関西Ｂに対して、ボランチがなかなかボールを奪えず数的優位が作れなかった。ハーフタイムに、ＣＢがアプローチに行ったらＳＢが絞ることを確認し、後半はＣＢの前で上手く守備ができるようになり全体が落ち着いて、流れが良くなった。だがチャンスが幾度もありながら３点めが取れなかった。コミュニケーションという部分でも良く声を出し合い、話し合って上手く試合を作ってくれたところは、さすが選抜にピックアップされるメンバーだなと感じた。彼らが来年の関西リーグを引っ張っていってくれる存在になってくれると思います。
－Voice 関西選抜Ｂ・全 信俊監督（大阪産業大）
スピードに慣れてからは距離感が良くなり、崩すタイミングもあったが、左サイドで高い位置を取られてずらされてしまった。それを回避しようとしたが、ＳＨとＳＢの関係性をなかなか作れなかった。各チームではできていることがこういう場で出せていない。コーチングと情報量が足りなかった。関西Ａとは経験という部分で差があった。縦を切って抑えられず、グループで対応できればいいのだが、そのコミュニケーションがなかなか上手くとれなかった。攻撃でもアザーサイドで関われないので、周りを使えずにかわすというのが出来ず、判断の遅さが出てしまった。それでも、個としてのいい部分を出せていたところもあったし、これからの関西を担っていく選手たちなので、こういう場を経験することで成長していって欲しい。
