【’13総理大臣杯】準々決勝/関西大-流通経済大 監督・選手コメント

第37回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 準々決勝・関西大-流通経済大の監督コメントです。

-Voice 関西大学・島岡健太監督
 いいゲームだった。こちらが伝えたいと思っていることを理解できつつある。ボールを持っているけどバイタルに行かないとか、もう少し入っていくとか、その先のことのための位置を理解してやれていて、相手も嫌がっていたし、そこからどうスピードを上げていくのかが課題。その部分に怖さを出していかないと、いつも言われているように「ボールを持ってるだけ」になってしまう。得点が少ないのも同じ要因。自分らが見つけだし、決断するように日々の練習でみんなで意識して作っていければと思う。
 トーナメントは難しい試合が続くが、挑戦を見られるゲームがやれる。もう少しゲームが出来れば良かったが、この悔しさを忘れずに毎日を取り組んで行けるようにしたい。

-Voice 流通経済大学・中野雄二監督
 どことやってもどんなにハードワークをやられてもボールを奪いに行こう、ツーラインのブロックでやるのではなく、はがされたらどうするかを考えようと言っていた。相手の退場もあったが、今日はPK戦までもつれることを覚悟していたので、1-0というのはよくやったと思う。相手にボールを持たれたが、関大の間合いでは回させていない。少しずつずれがでたりと、こちらのプレッシャーがジャブのように効いていった。総理大臣杯前にJリーグと5試合やって、上手い相手にプレッシャーをかけ続けることはやってきた。横に外されたらどうするかというのをクリアにして、ある程度はできた。関東では毎試合これくらいのゲームをやってきているし、1年をとおして力のあるゲームが出来なければ勝ち抜けない。今日は選手も90分間やりぬいたという達成感があるだろう。
 次の福大に対しても前に奪いに行く。コンパクトな陣形のまま前後左右に移動させればいい。背の高い相手に対して引かずにラインを上げて守っていく。どういう相手のチームであってもそこはやっていく。前期は早稲田や日体というチームに対して脆かったが、怖がらずに行く所まで行く。
 今年はすごいやつはいなくてもチームとしてのまとまりは一番。今日は全部員が大阪まで応援に来ている。応援をさせられているのではなく、日ごろの選手同士の向かい合う姿勢もあって、トップチームを愛して勝たせたいという思いが応援の素晴らしさになっている。日本一愛される集団になるというのが目指すところだし、スターはいないが一生懸命やるのが今年のチームです。

-Voice 流通経済大学・八巻 楽(GK・ゲームキャプテン)
 自分たちは守備からリズムを作っていくので、相手にボールを持たれることは怖くない。うちは上手いチームではないし、関大は技術のある選手が揃っているので譲ってはいけない所を統一して試合をしようとやっていた。ゴール前や1対1、球際は上手さではなく強さを出さないといけないので、そこは譲らないようにしようと言っていた。
 「大同団結」という言葉を今年のチームとして掲げていて、やっとそれらしくなってきた。関東選手権からチームのまとまりも出てきた。自分たちの一番の自慢は応援です。選手ががんばるから応援してもらえるのではなく、この応援があるから選手も頑張れる。アウェーであると感じたことはないです。仲間が声を出してくれるという安心感と心強さでいつも試合をできています。
 次の試合も守備を大事にして、何をするかということを同じ意志で11人がプレーする。相手が蹴ってくるチームでもうまいチームでも一つになってプレーすれば結果はついてくると思います。

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