【’13インカレ】準々決勝/鹿屋大-関学大 監督・選手コメント

第62回全日本大学サッカー選手権大会 準々決勝・鹿屋体育大-関西学院大の監督・選手コメントです。

-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
 早稲田に勝って自信を通り越して過信になっていたところが少なからずあった。前半は早稲田戦に比べたら、これくらいでいいかというようなプレーが多かった。そんなことでは全国大会では勝てないと分かっていたはずなのに、前半を無駄にしてしまった。後半の方がやろうとしていたし、チャンスも作れた。ただ、時間が経つにつれて、気力だけじゃどうにもならない体力の部分でプレーのキレが鈍っていった。3試合めであることを言い訳にはしないし、このスケジュールで勝ち抜くことが出来るのが日本一のチームだと思う。まだまだ鍛え方が甘かったと反省ばかりです。
 今年はまとまりと一体感があるチームで、監督として一緒にやらせてもらって、ありがたい気持ちを感じつつ戦えて幸せだった。ハラハラする場面も多かったが、最後まで諦めず戦うことのできるチームを誇りに思う。優勝というのも近い目標としてとらえられるようになったし、全国でベスト4へ進出するためのイメージもできるチームになり、来年への土台をつくってくれた。今年築いてくれたものを生かして、4回生がOBとして試合を観に来て「いいチームだな」と思ってもらえるよう、4回生のやってきたことに恩返しできるように、サッカー部としてつなげていきたい。今年のチームの思いを生かして、来年も関西学院大学サッカー部として頑張って戦っていきたい。

-Voice 関西学院大学・関 皓平(MF・ゲームキャプテン)
 手を抜いていたわけではないが早稲田戦でできていたことが出来ず、前半は関学としていい流れに持っていけなかった。4回生がもっと声をかけて流れを変えられれば良かったが、ハーフタイムに監督に言われて変えているようでは遅かった。前半悪いながらも追いつけたのに、後半はいい流れを作っても得点出来ず、改めてサッカーの怖さを気付かされた。2回戦に勝ち、その勢いをもって今日の試合をしようと考えていたけれど、なかなかうまくいかないのはチームとして成長しきれてないということだと思う。
 出れてない4回生やベンチの4回生がチームのいい雰囲気を作ってくれているのでそういうやつらの気持ちを背負い、関学というチームを背負って戦うことを感じられて、充実感も成長も味わえた1年だった。今年は(主将の平川)直人と(主務の西川)拓磨がいたからここまで結束したチームになった。支える立場の二人がいたからみんな頑張れた。
 苦しい試合でも勝ちきれるのが強いチームだし、そういう面では関学も強いチームになりつつある。でもあと一歩届かないのはまだまだ足りない部分があるということなのかな。下級生もたくさん出ていて、リーグでは味わえないものを感じてくれたと思う。諦めないという関学の良さは出せた。この悔しさを忘れずに関学らしく諦めないことを追及して、さらに質を突き詰めることはできる。来年はやってくれると思います。

-Voice 関西学院大学・福森直也(DF)
 DFラインをコンパクトにやろうと言っていたが、前半下がってFWに対してアタックできず、ごちゃごちゃしたところを外に出されて失点してしまった。コンパクトに出来ていたら潰せたし、交わされてもカバーに行けていた。人は近くにいたのに腰が引けてしまっていた。ハーフタイムに監督にも言われたことで、後半はいい流れも作れた。だけど(後半の)失点は2点とも左サイドをえぐられてマイナスでシュートを打たれている。そういう場面を想定して練習してきているのに寄せられずに一歩が遅れてしまった。失点したくない気持ちが強く、ゴール前から離れられずにいたのが一番の後悔です。
 逆転でも勝てる力がついたのは、普段から負荷をかけた練習をしてきたことが成果になっていると思う。練習で手を抜いたら勝てないということを今年一年で実感させられた。その練習の質をもっと上げていかなくてはいけない。個人としてうまい選手、できる選手は揃ってきているので、そこを徹底していきたい。悔しい思いをしたことを、4回生の涙を忘れないように、この経験をみんなで生かしていきたい。これまで4回生がいろんなことを背負ってきてくれた姿を見てきている。その背中を追って普段からこだわってやっていきたいです。

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